みなさん こんにちは
本学科3年生のなかには、社会福祉士の受験資格取得を目指す学生がおります。先日実習指導者さんとの打ち合わせ会を行い、学生と実習指導者さんが実習に向けた話し合いを行いました。
今回は実習指導者打ち合わせ会に参加した中嶋かのんさんが、社会福祉士実習を前にどのような気持ちで過ごしているのかを報告していただきました!
私が社会福祉士を目指すのは、困っている人々に深く寄り添い、その生活を支える温かさに魅力を感じるからです。社会の複雑な課題に対し、専門知識と多角的な視点から解決策を共に考え、その人が自分らしく生きられるよう最適な支援を組み立てていく。人々の人生をより良くする仕事に強いやりがいを見出しています。
初めての実習に向け、準備は手探りの連続でした。今回は2か所で実習を行うため、それぞれの実習先で何を学び、どんな経験をしたいのかをじっくりと考え、実習計画を作成しました。先生方や友人に相談し、アドバイスをいただきながら、何度も考え直しました。また、実習先への事前訪問では、作成した実習計画案の概要を説明し、実習中の確認事項について質問するなど、具体的なやり取りができました。この訪問を通じて、自身の現状の課題や実習がどのように進むのかという具体的なイメージを掴むことができ、実習への意欲がより一層高まりました。
実習打ち合わせ会に参加し、事前訪問で漠然と抱いていた実習のイメージは、さらに具体的なものへと変わりました。特に、2か所の実習先で、私が作成した実習計画書をどのように進めていくかについて具体的に話し合うことができ、詳細に理解を深められたのは大きな収穫でした。実習打ち合わせ会では緊張しましたが、実習への意欲や具体的な目標について、積極的に、そして明確に伝えることができたと感じています。
これまでの座学で培ってきた知識は不可欠な基礎です。しかし、実際の現場に足を踏み入れることで、テキストだけでは決して得られなかったであろう多くの気づきや発見があるだろうと期待しています。現場でしか感じ取れない細やかなニュアンスや、教科書には載っていない実践的な知恵など、座学だけでは分からなかったことや、逆に現場で見ることでより深く理解できることがたくさんあると考えています。また、テキストで理解している内容が、それぞれの実習先でどのように使われているのかについて肌で感じたいと強く願っています。
実習では、そうした現場ならではの視点から物事を捉え、座学で得た知識と現実との間に存在するギャップを埋めていきたいと考えています。そして、その過程で新たな疑問を見つけ、それを解決するために自ら考え、行動する力を養っていきたいです。この実習を通して、知識を深めるだけでなく、実践的なスキルと問題解決能力を向上させ、将来のキャリアに繋がる貴重な経験を積むことができるよう、全身全霊で取り組んでいく所存です。
