
白川 充
主な研究分野
ソーシャルワーク研究、社会福祉教育論
研究内容
この3~4年、私の研究は「科研」で取り組んできたものが中心です。ひとつは『災害ソーシャルワーク理論の体系化にむけた「機能特性」に関する実証的研究』(研究代表者)です。もうひとつは「教育モデルと評価システムの構築による福祉専門職養成教育に関する総合的研究」(研究分担者)です。
主な研究業績
● 白澤政和ほか編(2014)
『社会福祉士相談援助実習(第2版)』中央法規(分担執筆)
● 白澤政和ほか編(2015)
『社会福祉士相談援助演習(第2版)』中央法規(分担執筆)
主な担当科目
ソーシャルワーク基礎論Ⅰ・Ⅱ
ソーシャルワークに関する基礎として、ソーシャルワークの基盤と専門職のあり方について、その概要を理解することを目的とする科目です。
ソーシャルワーク臨床実習
ソーシャルワークに関してこれまで学んできた知識と技術をもとに、実践現場において、実習指導者の指導の下でソーシャルワーク実践に取り組む科目です。
鈴木 敏明
主な研究分野
青年期発達におけるアイデンティティ形成、司法面接における記憶再生に対する被暗示性の効果、心理学研究における多変量解析技法の適用
研究内容
人が人から「聴き取り」を行い、それに基づいて対応を決定・実施していく場では、「聴き取りの歪み」がつきものです。それが時には深刻なトラブルに発展することもあります。そうした歪みを極小化するための心理学的方法を研究しています。
主な研究業績
● 『新・青年心理学ハンドブック』
第33章「進学競争」(後藤宗理編著,福村書店,2014)
● 齋藤・杉本・亀田・平石論文
『大学生における自己の構造発達 ―Keganの構造発達理論に基づいて―』を読んで,青年心理学研究,2012,30,1,86~89.
主な担当科目
教育心理学
児童・生徒の「学び」と「成長・発達」を円滑化・効率化するために学校教員として必要な心理学的知見を学びます。
パーソナリティ心理学
パーソナリティの形成・発達,適性や適応との関係,その偏倚や異常,文化的要因との関係等について学びます。
渡邊 兼行
主な研究分野
記憶の認知心理学
研究内容
人間の記憶について研究しています。とくに、記憶することがらを自分で作ったり選んだりすることで、記憶に残りやすくする現象を研究しています。また、この研究の延長でひらめきが記憶に与える効果についても研究しています。
主な研究業績
● Watanabe, T. & Soraci, S. A. (2004). The self-choice effect from a multiple-cue perspective. Psychonomic Bulletin & Review, 11(1), 168-172.
● 渡邊兼行(2011)
自己選択効果研究における課題と展望 仙台白百合女子大学紀要,15,73-87.
主な担当科目
心理学基礎論
様々な心理学を概観しながら、心理学とはどのような学問であるかについて、考えていきます。
認知心理学
記憶や思考など、知的な心のはたらきを情報処理の観点から探求する認知心理学を学びます。
郡山 昌明
主な研究分野
精神障害者の地域生活支援
研究内容
精神障害者の多くは、病気のことや就労のことなどさまざまな生活のしづらさを感じながら地域で生活をしています。研究の内容は、精神障害者を対象に面接を通しての支援の仕方や社会福祉制度上の問題点などを明らかにし、支援の方法を検討することです。
主な研究業績
● 利用者とソーシャルワーカーとの意思疎通を促進させる「ツール」開発の研究
● 精神障害者の就労支援における課題の明確化
主な担当科目
精神保健福祉援助技術総論
精神保健福祉士の意義や役割、歴史、価値、倫理にかかわる基礎的な事項を学びます。
精神保健福祉援助演習
精神保健福祉士が必要とする援助技術について、演習をとおして学びます。
志水 田鶴子
主な研究分野
障害者福祉(高次脳機能障害者の就労支援に関する研究、地域生活支援に関する研究)、地域福祉(地域住民の支えあい活動の展開に関する研究、宮城や熊本での被災者支援従事者の支援技術のスキルアップに関する研究)
研究内容
事故や病気は回復したが、記憶ができにくい(記憶障害)、計画を立てて実行することが難しい(遂行機能障害)、キレやすい、場にそぐわない行動や言動が見られる(社会的行動障害)といった高次脳機能障害を抱える人がいます。高次脳機能障害が原因で働いたり、学業を続けることが難しい人たちを支援する方法について研究しています。
また宮城県が住み慣れた地域で暮らし続けられるための地域になるように、宮城県、仙台市、地域包括支援センター等関連団体、地域住民とともに実践研究、実践活動をしています。
主な研究業績
● 改正介護保険における「新しい地域支援事業」の生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)と協議体
吉田 昌司 (監修), 高橋 誠一 (編集), 志水 田鶴子 (編集), 大坂 純 (編集)
● 生活支援コーディネーター養成テキスト
高橋 誠一 (著), 大坂 純 (著), 志水 田鶴子 (著), 藤井 博志 (著), 平野 隆之 (著), 吉田 昌司 (監修)
主な担当科目
障害者福祉論
障害を持った人が豊かに暮らすために活用できる障害者福祉に関する制度などについて学び、障害者が社会の中で役割を果たし豊かなに生きることを支援する知識などを身につけます。
就労支援論
働きにくさを抱えながらも(障害や疾病、生活困窮者等)、働きたいと思う人たちが働けるように支援するための制度などの理解、働きにくさに影響を与える要因等と支援方法について学んでいきます。
茂木 千明
主な研究分野
家族心理学、臨床心理学
研究内容
家族心理学の立場から『健康な家族とは何か』というテーマを基に、家族の発達や変化に適応していく『家族のもつ力』について研究しています。また、家族だけにこだわらず、人間が自分らしく生きていくための身近な・大切な人やモノとの関係性にも関心があります。
主な研究業績
● 茂木千明(2015)
児童養護施設の子どもが作成した生活関係図-家族関係単純図式投影法を応用して-人間発達研究センター紀要「人間の発達」, 第10号,29-36.
● 茂木千明 (2007)
健康な家族機能に対する家族の評価 仙台白百合女子大学紀要, 第11号,65-80.
主な担当科目
人間関係とコミュニケーション
コミュニケーションの基礎や人間関係の形成について学び、対人援助に必要な人間理解の視点や援助者の心理や態度を理解します。
臨床心理学
臨床心理学の学習を通じて、人の心理や行動を理解する視点および援助的な関わりについて理解します。
家子 敦子
主な研究分野
在宅看護、介護福祉
研究内容
在宅で暮らす高齢者や障害を持つ方々の生活の継続に欠かせない「医療」と「福祉」の連携に関心を持ち、今に至っています。
主な研究業績
● 東北地方における急性期病院の看護師長が捉えている退院支援の構造 日本看護管理学会誌13巻2号
● 超高齢地域に暮らす高齢者が自立した在宅生活を継続するための看護職による健康支援活動 日本ルーラルナーシング学会誌第7巻
主な担当科目
医療的ケア
医療依存度の高い方の在宅療養生活を支える医療技術を学びます。
こころとからだのしくみ
人が生物学的に、社会的に生きていくために必要な日常生活行動について学びます。
松﨑 吉之助
主な研究分野
地域における高齢者福祉
研究内容
地域包括ケアシステムにおける、社会福祉専門職の役割について。特に地域住民と社会福祉専門職の協働や連携の在り方がテーマで、最近は地域包括支援センターや医療機関の専門職の活動に注目して研究を行っています。
主な研究業績
● 「独居等認知症高齢者に対する成年後見制度申立て支援に関する研究~地域包括支援センター社会福祉士による支援プロセス~」日本認知症ケア学会『日本認知症ケア学会誌』第11巻第2号
● 「住民である民生委員が役割を見出すプロセス~修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチによる分析~」横浜国立大学技術マネジメント研究学会『技術マネジメント研究』13号
主な担当科目
介護福祉概論
介護だけではなく、高齢者、高齢社会、高齢者を支える制度や支援方法(ケアマネジメントなど)について学びます。
ソーシャルワーク論B
ソーシャルワーク実践において重要な、ソーシャルワークの様々なモデル・アプローチを中心に学びます。
吉田 弘美
主な研究分野
介護福祉学、介護福祉士養成教育、介護技術(福祉用具活用法)など
研究内容
介護現場の経験を踏まえて教育・研究の世界に入ってきました。そのため、介護を必要とする利用者と支援する介護職員、ならびに介護福祉士を目指す学生を研究対象として、それぞれの現場が抱えている課題解決に向けて研究を進めています。
主な研究業績
● 「東日本大震災における支援物資としての介護機器の支援状況に関する検証研究」(共)第23回フランスベッド・メディカルホームケア研究・助成財団報告書2013
● 「環境因子からみた介護福祉士養成の現状」(単)仙台白百合女子大学紀要第21号、2017
主な担当科目
介護概論Ⅰ
介護の基本となる尊厳保持と自立支援の考え方をもとに、生活の観点から要介護状態にある方を理解する学習です。
生活支援技術Ⅱ
日常生活において要介護状態にある方の固有の障害に応じた介護活動の根拠となる知識とその応用技術を習得します。
嘉村 藍
主な研究分野
社会福祉の実習や教育に関すること、精神保健福祉分野におけるSWの機能に関すること
研究内容
最近は、科研の代表として「教育モデルと評価システムの構築による福祉専門職養成教育に関する総合的研究」、ほかには「災害ソーシャルワーク理論の体系化に関する「機能特性」に関する実証的研究に取り組んできました。
主な研究業績
● 「災害ソーシャルワーク理論の体系化に向けた「機能特性」に関する実証的研究報告書」(2017.3)
● 「教育モデルと評価システムの構築による福祉専門職養成教育に関する総合的研究報告書」(2017.3)
主な担当科目
社会福祉調査論
社会福祉士の受験資格を取得するのに必要な科目(指定科目)です。量的な調査や質的な調査、倫理的な配慮なども含めて「調査」に関する基礎的な事柄を学びます。
家族福祉論
家族とその機能、家族が抱える課題、必要とされる支援とその方法に関する基礎的理解を深めることを目標とした科目です。
三浦 和夫
主な研究分野
社会福祉学(認知症ケア 家族介護者支援 介護離職)
研究内容
現在は、認知症高齢者を介護する家族介護者の支援に関する研究や介護職員の離職軽減に関する研究を行っています。
主な研究業績
● 三浦和夫・加藤伸司(2009)
「認知症の行動・心理症状に対する介護職員のとらえ方と研修との関係について ―在職年数別にみる内部研修の有効性―」『日本認知症ケア学会誌』8(1),51-59.
● 三浦和夫(2014)
「通所介護職員における職場特性に関する研究 ―性別・雇用形態別の比較検討―」『社会福祉学』55(1),88-89.
主な担当科目
介護総合演習
介護実習の教育効果を高めるための科目です。
介護実習
介護実習では、担当利用者を1名受け持ち、介護過程を展開します。また、生活を支援するための技術も学びます。