4年生の前期に開講されている医療的ケアについて紹介します。
医療的ケアは、介護福祉士国家試験受験資格の必須科目です。ⅠとⅡに分かれており、それぞれ経管栄養と喀痰吸引について学びます。授業は介護実習室での実技が大半になります。
テストも実技テストになり、30項目以上の小項目をクリアしつつ一連の流れを行っていきます。テストは、医療的ケアⅠでは経鼻経管栄養、胃ろうによる経管栄養の2つ。医療的ケアⅡでは口腔内の喀痰吸引、鼻腔内の喀痰吸引、気管カニューレの喀痰吸引の3つです。先生に合格をいただくまではなかなか長い道のりになる可能性があるので、授業や空き時間でしっかり練習をしておくことが大切です。
機材の扱いや実施の流れ、確認事項等覚えなければならないことが多い授業ではありますが、練習を重ねることでスムーズに実施することができます。相当慣れてくると、中には練習時間にタイムアタックに挑戦する学生もいます。最終的にものをいうのは、練習とどれだけ体に覚えさせたかということになります。はじめは手順の紙無しでは何もできませんが、少しずつ何も見ずにできるようになっていくのはとても楽しいです。
心理福祉学科4年 田中 瞳