みなさん、こんにちは!
私たちは、心理福祉学科4年の志水ゼミです😊
私たち志水ゼミでは、「大学生×社会貢献=ぞうきん!?」というテーマで、福祉の観点から家庭の負担について共同研究をしております。
このテーマに至った背景には、子どもや家庭の負担を軽減させたい、ホッとしてもらえるような間接的支援を行いたいという、私たちの思いがあります。そして各自、子どもの貧困、ヤングケアラー、児童虐待、こども食堂などについて調べを進め、何度も意見交換を重ねた結果、もっと身近なところで支援はできないか、ゼミ内で考えてみました。
そこで、小・中学校の長期休暇明けの定番の持ち物であり、誰もが当たり前に持って行っていた「ぞうきん」が、実は家庭の負担になっていることを知りました。
そして、雑巾であれば、材料が集めやすく、身近で、誰でも、手軽にできる社会貢献であり、あわよくば世代間交流にもつながるのではないか、という考えの下、ゼミ活動を進めてきました。
その活動の一環として、5月17日に塩釜市立第二中学校を訪問させていただきました。
これまでも、学外でPR活動や施設に訪問させていただく機会はありましたが、今回もやはり緊張しました💦しかし、そんな私たちのことを温かく出迎えてくださるサプライズメッセージが…!とても嬉しかったです😊本当にありがとうございます!
そんな和やかな雰囲気で始まった今回、私たちは、100枚の手作り雑巾をお渡ししました。
この活動を始めた当初は、久しぶりの裁縫だったため、苦戦が続きました💦
誰かの役に立ちたいと思っている人は少なくないはず!と思い、雑巾作りに協力してくれるよう学内外で活動を行うと、協力を申し出てくれる方にも出会いました。
そんなわけで、製作を始めた雑巾は、私たちの力だけで完成させることができたわけではありません!他のゼミに所属している友人や、昨年ご縁ができた高齢者のサロンの皆様にもご協力いただいて、雑巾を寄付することができました。
雑巾を作ったものの、果たして子どもたちや家庭のお手伝いになるのだろうか、心配や不安な気持ちもありましたが、雑巾を受け取ってくださった黒田教頭先生からは、「子どもたちに目を向けてくれること」や、そのために「大学生が働きかけてくれることが嬉しい」などといったお話しをいただき、この活動へのやりがいを感じることができました。
昨今の学校を取り巻く環境や、塩釜市の現状についても伺い、私たちが中学生だった頃とは状況が変わっていることを知りました。また、学生や家庭に対する配慮についても伺えたことで、改めて先生方への感謝の気持ちを持つことができました。
そのうえで、大学生が社会貢献をする意義や、“橋渡し”の役割の重要さを実感することができました。
“当たり前が実は当たり前ではない”(雑巾を持って行けることは当たり前ではない)ということを、そういう家庭もあるのはしかたないことだよね、と受け止めるだけではなく、子どもたちや家庭にホッとしてもらえるように、社会資源としての「大学」という持ち味を活かして、今後もゼミ活動・研究を展開していきたいと考えております。