みなさ〜ん 寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしですか〜
受験シーズン真っ只中...受験生のみなさん、受験を来年に控えたみなさん、ご苦労様です。
自分らしい人生を送れるよう、がんばりましょう!
将来を決める大事な時期だな、自分の時はどうだったんだろうかと、
何十年も前のことを思い返しておりました。
私が目指した仕事は“ソーシャルワーカー”。
特に ”医療ソーシャルワーカー”になりたかったのです。
福祉の仕事というと、介護福祉士が担う仕事を想像する方が多いかもしれませんが、私は人の話を聴いて、その人らしい人生を取り戻す仕事がしたかった、それが“ソーシャルワーカー”だったのでした。
思い通り人生が歩めない人は世の中にたくさんいますね。貧困や病気を抱えた人たち、障害を持つ人の中にも自分らしく生活できにくいと感じる方もいるでしょう。親子関係が円滑ではなく、最近では”毒親”という言葉も耳にするようになりました。親が子どもを傷つける虐待や、犯罪に巻き込まれトラウマを抱え、犯罪に巻き込まれる以前の生活とは異なる生活を送らざるを得ない人もいます。
福祉とは、簡単にいうと “幸せ” のことです。“幸せ”は人それぞれ、さまざまな形があり、それは尊重されるはずのものですが、残念ながら自分の”幸せ”の形を実現できない人もいます。
社会福祉士や精神保健福祉士のようなソーシャルワーカーは、その人が望む、その人らしい人生を送ることを具体的に支援する仕事です。特にさまざまある制度などを活用して、困っていることをできるだけ少なくして、自分らしい生活を送れるように支援します。病気の子どもであれば、“学校に行ってお友達と遊びたい”という思いを実現するために、感染症にかからないためのリスク管理の方法を医師から先生に教える機会を作ったり、親御さんや学校と連携して、友達と過ごす時間をどう作り出すかなどを相談し、一つ一つの課題を取り除いていく手伝いをします。
時には“過去に例がないからできない” ”特別扱いはできない”といったような”壁”にぶつかることもありますが、ソーシャルワーカーはこの“壁”の背景を知り、少しでも“壁”が低くなったり、無くなったりするよう働きかけるのです。だから、ソーシャルワーカーにはコミュニケーション能力や交渉力、調整力が求められます。
自分の人生を取り戻していくと、人は自然に元気になり、生き生きと前を向いて生活を送り始めます。我々ソーシャルワーカーにとっては、それが1番のご褒美です。
「〇〇の仕事は大変だから、大変ではない仕事を選ぼう」という言葉を聞くことがありますが、大変ではない仕事ってあるんでしょうか。あるなら転職したい🤣🤣🤣
職業を選択する上で重要なことは、“大変か” “大変ではないか”ではないし、“向いているか” “向いてないか”でもありません。
重要なのは、“好きかどうか”なんですよ。好きなら努力もできるし、がんばりもきく。でも好きでなければやりがいも持てない、それはつらい!!
人と関わるのが好き、話すのが好き、人に興味がある、人の話を聞くのは得意など、人の人生に寄り添う職業に就きたいと思ったら、自分の良いところを探してみてください。それはあなたの強みです、福祉の仕事は人の幸せを実現する仕事ですから、あなたの強みを活かすことができます。
向いているかどうか、、、そんなことはわかりません。わかる必要もないかもしれませんよ、だってやったことがないんですから。好きかどうか、それが大事!
やってみて、ダメなら方向性を変えればいいんです、だって、自分らしくない人生はとてもつまらないんですもの。
ソーシャルワーカーの仕事は多岐に渡りますが、福祉の仕事は人の幸せを実現することを支援するので、“ありがとう” “あなたに話を聴いてもらって本当に安心した”など、自分の仕事が人の役に立っていることを実感できることが多いのです。
学生たちにはいつも「ソーシャルワーカーってやりがいのある仕事よ!」「誇りが持てる仕事よ!」と伝えていますが、受験シーズンの今、思わずソーシャルワーカーの仕事についてつぶやいてしまいました。