みなさん、こんにちは。
今回は、「YELL(エール)」の活動をご紹介します。
YELL活動とは、仙台市内の学生有志によるボランティアサークルで、仙台市精神保健福祉総合センター(はあとぽーと仙台)の支援を受けて行っている活動です。心理福祉学科では、数年前(う〜ん、もうちょっと前かな)から有志により活動を行っています。
例年、1年生の授業の中で、仙台市精神保健福祉総合センターの方と一緒に「自死予防」のための活動を行っています。今回は、学内から飛び出して、市内のB大学にて活動を行ってきましたのでご紹介します。
内容は、若年層向け普及啓発活動です。
仙台市の20歳代の自殺死亡率が全国と比して高い状況から、若年層向けの自死対策を講じるため、悩み・ストレスを抱えた際に、セルフケアの実践や相談希求行動につながるような普及啓発活動のために、平成24年12月に、市内の大学生を中心に、若年層向けの普及啓発のための検討会を発足しました。現在は、はあとケアサークル「YELL」として、市内の様々な学生が集まって、こころの健康を保つために必要な知識、情報などを学生が学生に伝える活動を行っています。(「自死対策に関する普及・啓発」『仙台市こころの絆センター(仙台市自殺対策推進センター)』)
(http://www.city.sendai.jp/seshin-kanri/kurashi/kenkotofukushi/kenkoiryo/sodan/seshinhoken/heartport/kizuna/yell.html, 2022.08.05)
今回は、7月5日(火)に心理福祉学科の学生2名が、仙台市内の某大学で予防啓発活動を行ってきました。YELLの活動で作成したスライド写しながら、仙台市における自殺者数の現状や「自殺」と「自死」の言葉の違い、「自殺とは追い込まれた末の死であること」など決して本人自らが進んで選んだ結果ではないことなどを説明しました。
スライドを使用しての発表では、「そうせざるを得ない状況を回避すること」、「本人を取り巻く環境に目を向けなければならないこと」など、回避のための具体的なことを提案したり、側に「どうしたの?」と声を掛けてくれる人が必要なことを訴えました。また、コロナ禍において、みんなストレスを感じながら生活をしていますが、このような時だからこそ敢えて「楽しいことを創造すること」、「リラックスできることを見つけること」が重要と伝えました。さらに重要なことは、「身近な人に相談すること」の大切さを訴えてきました。
「自殺」と聞くとなんか重い気持ちにもなりますが、敢えて避けて通ることなく訴え続けていくことが、「大切な命」を守ることにも繋がると信じています。
一昨年の活動の様子
これはA大学で行ったときの写真
7月5日の様子 B大学で行ってきたときの様子
本学の学生さん
原稿を見て話すのはダメ〜と担当の先生から言われているので、何度も練習をして臨みました
(ハイ!スライド見て、今度はフロアの人を見てぇ〜、PCのスライド確認してぇ〜といないはずの
先生の声が…汗)