2月12日(水)に今年度の卒業論文の発表会が行われました。心理福祉学科では、卒業論文は心理コースの必修科目、福祉コースの選択科目となっています。今年度は心理コースのみ6名の発表と、例年よりもコンパクトな卒業論文発表会となりました。今年度のテーマは以下の通りです。
- 仕事と日常生活ストレスのバランスに関する研究 —有床診療所で働く人を対象として—
- ユーモア志向性における対人関係満足度と主観的幸福感 —攻撃的ユーモア志向性と支援的ユーモア志向性の比較—
- 女子大学生における成功回避ナラティブの研究
- 感情労働と感情制御、楽観・悲観性の関係について —大学生飲食店アルバイトの場合—
- 女子大学生の自我同一性地位から見た大学生活と進路選択
- エリクソンの漸成発達理論に基づく自己肯定感の分析
卒業論文発表会は毎年ポスター発表の形式で行われます。発表者は1枚のポスターに研究成果をまとめ、ポスターの脇で聴衆に説明したり、聴衆からの質問に答えたりします。発表の4年生に加え、1年生~3年生の在学生や教員たちも聴衆として参加し、代わる代わる、時には厳しい質問や指摘を発表者に浴びせていました。しかし、そこはさすがに1年以上かけて自分自身で行ってきた研究だけに、発表の4年生はたじろぐことなく、頼もしく受け答えできていました。
最後に、卒業論文をまとめての感想を3人の4年生に聴いてみました。
集めたデータの結果が出るまでドキドキしたり、うまくまとめられるか心配したり気疲れする面が多く大変でした。普段とはまた違う論文の書き方で苦戦しましたが、情報収集力や文章力を身につけることが出来、また、精神的にも成長出来たと思います。(4年・佐藤)
私は、仕事と日常生活のストレス等についてを学外で調査しました。統計・執筆共に、大変でしたが、社会人のストレスや対処を知ることができ、面白かったです。また、執筆を終えて、4月からの社会人生活に活かしていけると思い、調査・検討することができて良かったと思っています。(4年・木村)
難しいと感じたこともたくさんありましたが、普段人と接していて気になっていたことから発展した研究ができて、とても面白かったです。(4年・星)
4年生のみなさんは卒業まであとわずかとなりますが、今後のさらなるご活躍をお祈りしております。