2020年7月18日(土)、19日(日)第2回のオープンキャンパスが開催されました。
すっかりオンライン授業になっている今期においては、「久しぶりに大学に人がいらっしゃる」「久しぶりに人に接する・授業をする」点で、ほんのちょっとだけ初々しい気持ちになれました。
参加にあたっては、この2日間の午前・午後、どのセッションに参加するか「事前にご予約いただいた上で参加」、「密にならないようにしながら、限定された時間帯で」という制約つきでした。
進路に関する意識の高い高校生の皆さんの参加で、学科企画のブースでは質問等のやりとりで、殆ど終わってしまいました。
本当は、コロナ禍でストレスもたまりがちなご時世ですので、体験・お持ち帰り企画として、バスボム作り(お持ちかえり)を考えていたのですが、そのような時間が殆どありませんでした。
でも、オープンキャンパスのメインは、本学・学科を知っていただくこと、ご質問等にしっかりお応えしながら、納得のいく進路を選んでいただくようにすることですので、皆さんの熱心な様子に、「これでよかった」とこちらは感じております。
今回は、コロナ禍のため、在学生をZoomでつなぎ、お話しする準備をしていました。
学生生活のこと、バイトのこと、一人暮らしのこと、受験にあたっての姿勢などなど、色々な質問を投げかけ、やりとりしていました。
高校生の皆さん、話しかける最初は、緊張した様子でしたが、「話せてよかった」という感想をもって、お帰りになられた様子でした。
ちなみに模擬講義ですが、7/18(土)は、ワタクシ中嶋の「本当に深い愛着の理論」でした。私が大体、写真係になっているので、私の講義の画像はありません。
まさに今、1年生前期の発達心理学の授業で扱った話の一部を話しました。愛着にまつわる調査や歴史的経緯、「愛着」の定義にあたって大切な要素、機能を臨床心理士・公認心理師の視点から話して終わったので、本当に深い話ができたか微妙です。でも、大学生気分を味わっていただけたでしょうか・・・?
7/19(日)は、郡山先生の「医療機関におけるソーシャルワーカーの役割」で、ソーシャルワーカーとして長らく医療現場で働いてこられた先生が、現状や問題、今後求められる姿勢を読み解いた講義をなさいました。
現状では、医療機関に来られる患者さんが、なるべく入院治療でなく、在宅や地域で過ごし、就労支援も進んできています。地域の中に共生しながら、生活を支えなければいけないということになります。お金や支援制度で支えることも大切ですが、地域に専門機関やソーシャルワーカーがいて、できる支援を考え出して実施すること、視野を「病院から地域・世界に」ということがより求められます。
そんな仕事の魅力について、皆さん、もっと知りたいと思いませんか?
ということで、限られた時間の中での開催でしたが、次回は8/9(日)に開催予定です。
引き続き、オープンキャンパスの日でなくても、オンラインでの個別相談をお引き受けできます。①LINE、②Zoom、③メール、④電話の4つの手段があります(https://sendai-shirayuri.ac.jp/news/20200609_170232.html)。
また、「学科の先生に詳しい話を聞きたい」ということであれば、どういったことでの質問かを添えていただければ、対応いたしますので、なかなか来れない人もどうぞご利用ください。
進路を考えている高校生の皆さん、今年は学校が始まるのが遅かったので、急いで進路を決めなければいけない人もいらっしゃるかと思います。
オープンキャンパスは、大学に行って参加できるところもあれば、オンラインでの参加の大学もあり、色々難しいこともあると思いますが、資格のこと、気になる志願大学・学科の特色を知るためには、着実にご自分で情報を得て、考えていくことが大切です。是非聞いてみてください。
大切な進路を「まあいいか」でなく、「本当にこれでいいか?」の視点で考えてみてください。
オンラインでも、対面でも、またの機会に皆様にお目にかかれることを楽しみにしています。
(文責:中嶋)