1月12日(水)、心理福祉基礎演習Ⅲで取り組んでいるフィールドワーク活動の成果発表会を開催しました。これは、昨年11月10日(水)に行った心理福祉基礎演習Ⅲ(地域社会や社会生活における身近な課題について調べる)中間報告会で報告した内容を踏まえ、その後どのような取り組み(アクション)を行ったのかなど、その成果を発表する場です。
今回も昨年行ったフィールドワーク報告会と同様に、1年生や心理福祉学科の先生方など多くの方々にご参加頂きました。
今回の成果発表会では、5つのゼミの発表がありました。各ゼミのテーマは、以下の通りです。
吉田ゼミ 「仙台市の児童センターの現状 〜コロナ禍における課題解決に向けて〜」
郡山ゼミ 「動物愛護に関する研究2 ~コロナ禍における課題解決に向けて~」
三浦ゼミ 「HAIR DONETION ~子どもたちのために~」
茂木ゼミ 「コロナ禍における消費傾向の変化と課題 ~新しい生活様式の中でより快適に過ごすために~」
結城ゼミ 「ICTを活用した教育に関する研究」
この科目を担当した教員の一人として、成果発表会を通して感じたことなどについてお話します。
今回の成果発表会は、昨年4月から取り組んできた、いわば「1年間の集大成」となる発表会でした。各ゼミでは、発表会に向けて学生同士協力しながら準備を進めてきました。おそらく、学生の皆さんは、授業の時間だけではなく、授業以外の空き時間も活用しながら準備してきたことと思います。発表会では、その成果が表れており、1年生の見本となるような非常に良い発表会でした。
←の写真は郡山ゼミでの啓発活動の様子
動物愛護について調べ、その内容を1月6日から1月17日までステラマリスに掲示しました。
動物の写真は、学生の皆さんから提供してもらったもの
←の写真は結城ゼミ発表の様子
小中学生が自学自習用に活用できる既存の学習アプリを取り上げ、学生自身でそれらのアプリを実際に体験し、それぞれの学習アプリの概要、メリット・デメリットなどを評価しました。最終的に,全体評価として「手軽さ」「反応の良さ」「ハマりやすさ」「見やすさ」「使いやすさ」についてレーダーチャート(5段階)で示しました。
ゼミの中には、コロナ禍の影響のため、検討した課題に対しアクションを起こすことが難しかったゼミもありました。しかし、地域社会の課題に対する支援などを示すことだけでも、大きな成果であったと思います。また、発表内容は、どのゼミの発表も簡潔にまとめられており、発表の仕方やスライドの作成などについても相手にわかりやすく伝えるための工夫が見受けられました。発表を重ねるごとに学生の皆さんの成長が見られた成果発表会でもありました。
私自身、皆さんの成長した様子を見ることができ充実した時間となりました。
最後に、皆さんは、フィールドワークの活動を通して、様々なことを経験したと思います。予定通りに進んだこと、進まなかったことなど、特にコロナ禍であったこともあり、予定通りに進まなかった事の方が多かったかもしれません。しかし、その中で皆さんができることを検討し、まとめたことがとても大事なことだと思います。これまでの一つ一つの経験が皆さんの糧となり、皆さんの成長につながるものだと私は考えています。
ぜひ、この1年間で学んだことを、3年生からの新たなゼミの中で活かして欲しいと思っています。