みなさん,こんにちは.
最近は,めっきり寒くなりましたね.つい先日まで,「冬らしくないねぇ〜,いつになったら冬らしくなるのかねぇ?」なんて声があちらこちらから聞こえましたが,泉ヶ岳や蔵王山は,すっかり雪化粧です.家の中では,ストーブが欠かせません.猫より前でストーブを占領している今日この頃です.
さて,今日の話題は,掲題の通り「2024年度 精神保健福祉実習報告会」を開催したというものです.
これは,精神保健福祉士を養成する場合,授業の中で実習の振り返り(報告会などを開いて)をしなさいと厚生労働省(養成課程を取り扱っている)より示されています.
ですので,授業の一環として行われます.
本学の精神保健福祉士の養成課程では,毎年この時期(12月初めの土曜日)に報告会を開催します.
先日も精神保健福祉士の実習が始まりましたよーということで,このblogに上げました.それで,7月から始まった実習も9月の中旬をもって無事終了し,今回の報告会開催となったわけです.
(https://xn--15ty46bqzd8h.jp/wp/wp-admin/post.php?post=5863&action=edit)
本学では,11月ころに次年度(学生が4年生)の実習先を選び,先方と連絡を取り決定いたします(だいたい1月くらいにかけて).その後,2月から3月にかけて2ヶ所(精神科医療機関と障害サービス事業所)にてボランティア活動をさせて頂きます(了解がとれれば).学生はこの間,自身の実習先について最初の関わりをもちます.
この経験は,4月より立てられる実習計画書に「何を学びたいのか,経験したいのか」を反映することになります.
6月には,その計画書を実習指導者の方に見ていただきます.指摘されたことは,実習前に修正し,実習1か月前に「実習先訪問」にて最終確認が行われます.
これが終わると,早いところでは7月中旬くらいから実習が始まります(みなさんご存じの通り,精神科医療機関90時間,障害サービス事業所120時間).
9月も過ぎ実習も終わり後期の授業が始まると,実習報告書を書かなければなりません(だいたい10月).それぞれの実習先について,A4サイズ3枚程度.計6枚です.報告書は,ほぼほぼ文章で書き記します.
報告書が一段落すると11月には報告会のためのスライド作りが課されます.今度は,図表を多く用いながら,発表は原稿を読まない!スライドを読まない!などが課題として示され作成に没入します.
報告会1週間前には,発表の予行練習が行われます.教員の前で,または学生自身が教室を予約して練習を行います.学生同士でもチェックが入り修正がなされます.
学生は,この間も就活であったり,卒業研究のまとめ(いわゆる卒論),国試勉強,通常の授業とこなしていきます.
そして,12月に報告会を迎えるわけです.
今年は,16分で2箇所の実習で何を学び,感じたのか,何がソーシャルワークに必要なことなのか,人権とは何か,偏見とは何か,コミュニケーションは? 非言語的コミュニケーションは? など,それぞれが感じ学んだことを,図表(自分なりの概念図)を用いながら発表を行います.
(もちろん原稿などはありません.視線は,PC,スクリーン,そして客席へと.身振り手振りも加えながら...教員から優しく叱咤激励が!?…)
当日,発表後にそれぞれの実習指導者の方から講評を頂いて終了となります.
いつもながら,発表後の学生たちの表情は,ホッとしたというか,緊張が一気に解きほぐされたというような顔になります.学生によっては,安堵からか,実習指導者からの温かい言葉を頂いて,当時を思い出し涙するものもいました.
しかし,実習前の自信の無いような表情や言葉はなく,誰もが自信に溢れた表情をしています.
これも一重に実習指導者の方々のご指導の賜物と感謝する次第です.本当にありがとうございます.
3年生・2年生は,4年生の発表を見て聞いて,次年度のイメージします.
今年も,あと半月,4年生は1月を過ごすと2月1日と2日に国試が行われます.
無事合格し,4月からこの実習で学んだことを活かして臨床の場で頑張ってほしいものです.
報告会前の実習指導者と教員との懇談会です.
今年度の実習の振り返りを行います.
高校生の参加もあり,緊張した中で始まりました
司会とタイムキーパーは,3年生が担当します