去る6月28日(金)の夕方に、「しんりくん」コンペが開催されました。
この企画は、心理学の価値と魅力を発信するイメージコンセプト「しんりくん(仮)」の創出とその展開を目的とした「しんりくん」プロジェクトの一部。心理福祉学科の心理系の5つのゼミが、それぞれ「しんりくん」のアイディアをプレゼンし、コンペ形式でグランプリを決めるという企画です。
人と関わるところにはどこにでも心理学が関係し、心理学の価値はどこでも生かせますが、その反面、心理学を学ぶメリットや価値というものは拡散しがちで、具体的に示すのが難しい面があります。そこで、あいまいとした心理学のイメージをわかりやすく、かつ魅力的に対外的に発信するため、まずは、「しんりくん(仮)」と名づけたイメージコンセプトを創出してみよう、ということで「しんりくん」プロジェクトは企画されました。
各ゼミとも今回のコンペに向けて、「心理学とは?」「心って何だろう?」と頭をひねりながら、どうやって心理学の魅力を伝えられるか、議論を重ねてきました。その結果、グッズあり、人形劇あり、カルタあり、食べ物あり、……と、さまざまな「しんりくん」が発表されました。
グランプリの決定は、審査委員長の宇野忍先生(元本学心理福祉学科教授)と、集まった聴衆のみなさんの投票で決められ、見事、鈴木敏明ゼミの「やはらかリリーズ」がグランプリを獲得しました。「やはらかリリーズ」は、喜怒哀楽+無意識を表す5匹の羊とまとめ役の羊飼いををモチーフとしたキャラクターです。以下は、グランプリを獲得した鈴木ゼミの代表、千葉芽衣奈さんの喜びのコメントです。
鈴木ゼミは人数が多いのでみんなの意見をまとめるのは大変でしたが、その分たくさんの良い案が出たので、今回の結果が収められたと思っています。
また、長い時間をかけて「しんりくん」プロジェクトに取り組んだので、みんなの努力が報われて本当に嬉しく思います。
今後は、学内外のさまざまなシーンで「やはらかリリーズ」を展開して、心理学の魅力をお伝えする予定です。まずは、オープンキャンパスや白百合祭に登場するかもしれません。どうぞお楽しみに。