タイトルが長くてすみません。まず告知から。
10/26(土)、27(日)と白百合祭、大学祭があります。この日は、第5回オープンキャンパスとしても位置づけられていて、学生さんたちが考え出した催しがあります。他のOpen Campusの時とは全く違う大学の印象が見られます。お楽しみに。
入試相談会も1号館2階で、両日10:00~14:00の時間帯で実施しています。
入試が来年度から大きく変わっていくことで、「何故、この大学を受験するのか?」「何を学びに行くのか?」というところが非常に大切になってくると思います。私たちも、皆様の質問、大切な思いをうかがえる機会と思っています。是非、ご利用下さい。
かなり遅ればせながら、既にタイミングを外してしまっていますが・・・
2019年9月8日(日)、第4回のオープンキャンパスの報告です。
まずはオープニングから・・・。
司会は、わが心理福祉学科1年生が担当しておりました。こういった小さな場でも、前に出てお話しする体験は早いうちからしておく機会は、少しずつ力になっていくものだと感じています。
今回は、学科紹介も含めた5分程度の各学科長のご挨拶。
仙台白百合の「この学科だからこそ」のポイントを押さえた説明でしたが、魅力をもっとお伝えしたいのに「時間が足りない」という雰囲気が伝わってきました。以下は、わが学科長、渡邊先生の説明のご様子と他の学科長先生がお話されているご様子です。
そして、今回の心理福祉学科の模擬講義は、白川教授の「地域共生社会の実現とソーシャルワークの役割」でした。
話は、「ソーシャルワーク」のグローバル定義から始まり、2014年にメルボルンで提唱された定義を紐解くように説明してくださいました。
世界には多様な社会構造、文化、人々の結束があり、歴史的にも色々な文脈の中で、現在の状態になっているので、それを1つの定義にまとめることは非常に困難であり、定義の提唱が遅れたという話から始まりました。
昔は、家族や地域のつながりで支えあう機能がありましたが、過疎化、高齢化、人口減少などで、家族や地域の支えあいの機能が変わり、雇用や働き方も変わることで社会保障もさらに変わってきました。地域を見ても、今や場所によっては、シャッター商店街、空き家などが増えてきました。
現代は、福利(well-being)を促すため、普遍性だけでなく多様性を尊重すること、ひとりひとりの意識の変革、理解の促進があって、偏見、差別、心理的な抑圧を緩和していくことが大切です。
また、地域の一人ひとりが持てる資源を提供しあい、世代や分野を超えてつながること、その共生する力を見出したり、出せる工夫ができることが大切になります。
その実現の仕方は、色々な場や発想でできるのだと思いますが、それがさらに制度を変えていく力となって、社会の変革が実現することを、福祉として目指しているのだと伝わりました。
それを専門的な担い手として行うのがソーシャルワーカーの1つの役割です。
社会福祉士、精神保健福祉士の資格について、児童虐待、8050問題、ゴミ屋敷問題にも少し触れながら説明して下さいました。これらの資格を目指す人は、卒業時に資格取得できるように、大学でよく勉強することが大切だということも、数値を踏まえながら、お話して下さいました。
心理福祉学科でおなじみになりつつある、在学生と座談会、鏡映描写、錯視、逆転鏡の世界を体験したり、個人が大切にする価値観をランキングのワークやサザエさんの家系を図式的に表すジェノグラムなどが用意されました。
来場者の方に許可をいただいたので、少しご様子を・・・
逆転鏡をつけると、鉛筆のやりとり、手を合わせるタッチも大変です。
AO入試前だったせいか、3年生の来場者が多く、大学の雰囲気を感じ取っているような雰囲気が伝わりました。うちの学科のよさを感じていただけたでしょうか・・・?
ということで、まとめですが、
大学は4年間の時間とお金をかけるところですので、疑問や迷いを解消して進学先を選択していただければと思います。
是非、オープンキャンパスなどを利用して、通学にかかる労力、お金、雰囲気などよく考えてお選びいただければ幸いです。
皆様とお会いできますことを楽しみにしております。。(中嶋)