心理福祉学科には心理コースと福祉コースの2つのコースがあります。
心理コースは公認心理師(国家試験の受験資格を取得するためには大学院への進学が必要になります)や認定心理士などの資格を取得するために、様々な分野の心理学を中心に学びます。
福祉コースは社会福祉士と精神保健福祉士の2つの国家試験の受験資格を取得することを目指しながら、演習や実習を行いながら実践力を磨きます。
1年生の1月までに2つのコースのいずれに所属するのかを決める必要があり、2年生の1月までには、所属するコースのどの先生のゼミに所属して3・4年の2年間、どんなテーマで研究するか決めなければなりません。
決断するって、大変ですよね。決めた後はコースの変更はすぐにはできないし、自分に何が向いているのかわからないし。何を研究し、どの先生から指導を受けた方がいいのか、ゼミの担当の先生と相性が悪かったらどうしよう。悩みはたくさんありますね。でも、決めなければならないのです。
心理福祉学科は少人数教育を大切にしているので、概ね12月から1月末まで、研究室を訪ねて、直接相談にのってもらえる期間を設定しています。
迷っていること、不安なこと、将来の夢などを語ることで、進むべき道がぼんやりとでも見えてくるものです。
もちろん、「しまった!このコースではなかった」と後悔することもあるでしょう。
そんな時には3年時にコースを変更する機会を設けています。
進路を迷ったり、方向転換できるのも学生の特権です。
それは間違いや失敗ではないのです。
あらゆる経験を人生に活かすことを学んでもらうことも、実学教育を探求する心理福祉学科の特徴なんですよ。
大学に所属している間は、失敗したとしても、失敗から学び、立ち上がる方法を身につけることができます。大人(教員)だって間違うんだから、学生が間違うことなんて、ちっとも恥ずかしいことではありませんよ。
たくさんの経験をしながら、失敗も楽しみましょうよ!そして自分らしい人生をデザインしましょう。