みなさんこんにちは。
今月の心理福祉学科学生グループ(SFG)のブログ企画は、3年の品川が執筆を担当させていただきます。
今年も夏の暑さが落ち着いて、だんだんと街が秋に衣替えするようになりましたね。
この時期は、金木犀の香りが街を漂い始めるので、金木犀好きの私にとってはとてもお気に入りの季節です。
写真は学校の金木犀です︎︎☺︎
←2号館前にあるキンモクセイ
(ちょっと見えずらいかな?)
さて、話は変わりますが、今月の話題は「精神保健福祉士の実習前指導と心構え」についてです。
9月20日から後期授業が開始となり、いよいよ精神保健福祉士の実習前指導が本格的に始まりました(10月4日からは、対面式授業です)。
本学では、精神保健福祉士の資格を希望する学生は4年生に実習をすることになっています。
そのため、精神保健福祉士の資格取得を目指している学生は、3年生の後期から病院・施設実習に向けた指導を受けます。
病院実習は90時間以上、障害者福祉サービス事業所は120時間以上です。日数は本学独自ですが、病院実習は13日間以上、障害者福祉サービス事業所は17日間以上となっています。
「精神保健ソーシャルワーク臨床実習前指導Ⅰ」で今学んでいることは、実習に行かせていただく際の心構えや立場、様々な留意点です。
私自身、このような実習は初めてなのでどのようにしていけばいいか皆目見当がつきませんでした。授業内では、そもそも論として、「なぜ実習は必要なのか」から始まり「実習では何を学ぶのか」そして「何に留意して臨むのか」などなど。正に「実習のイロハ」からです。実習では、自分の好きな事だけを学ぶのではありません。国家資格ですので、厚生労働省の方で、専門職として身につけておかなければならないことが、事細かく決まっています。その上で、その実習先の特徴を踏まえて、自分自身がその実習から何を学ぶのか、計画書を作成して臨むことになります(この計画書は、4年生になる前の春休みに下調べを済ませ、新年度から先生からの指導を受けながら作成していきます)。
この文を書くまで3回授業がありましたが、その中でも私自身今まで授業で学んだ知識が十分身に付いていないと痛感する場面がありました。例えば、職業人としての振るまい、授業で学んできた知識、そして何より大事な「自分はなぜ精神保健福祉士になりたいのか」ということです。
実習では、医療機関や施設の職員の方々が私たち実習生のために、お忙しい中時間を割いて指導をして下さるのだと話を伺いました。
短い実習期間の中で、自分自身が精神保健福祉士を目指す身として成長し幅広い視点を獲得するためには、今まで学内の授業で学んだ基礎的な知識を今一度しっかりと身に付ける学習をしなければならないと感じています。単に資格を取得するためではなく、精神障害を抱えている人たちの生活支援が行えるようもう一度自分自身を振り返り、目的意識をしっかりと持つことが必要だと痛感しています。
これから、12月から1月にかけては実習先を決める時期になるので、先生方と相談しながらどの実習機関で実習をさせて頂くのかについても慎重に検討をしていきたいと思います。
いよいよ現実味を帯びてきました。来年の夏休みの実習時期まであと1年を切り、日々焦りや不安が大きくなっています。
しかし、余裕がない時こそ適度な息抜きを忘れずに、今自分ができる事や身につけるべき知識を見極めて残りの期間を過ごしていきたいと思います。
もうじき、事前学習のため図書館通いが増えそうです。