みなさん、こんにちは。
今日は、8月31日です。まだまだ暑い日が続いていますね。体調はいかがですか。
宮城県では、8月27日から「緊急事態宣言」も発出されて、全てにおいて自粛モードですが、それでも進めなければならないものもあります。
今日は、今までの記事と違って「大学ではどんな授業を行っているのか」ちょっとだけですけど、紹介したいと思います。
紹介する授業は、本学科2年次に開講されている「心理福祉基礎演習Ⅱ」です。
この授業を簡単に紹介すると、学生10名前後で一つのグループ(今年度は5グループ)を形成し、それぞれの学生が関心のある「地域にある課題」について話し合いをします。次に、グループで一つの課題を設定し、現状を調査します。この場合、単にインターネットや本などから調べるということはせず、実際に地域に出向いてその対象者(物)にインタビューをしてくるというものです。
そして、そのデータを整理し、分析し、課題や今後の対策を整理して、大学祭や地域にある公共施設をお借りして一般の方にむけて発表するというものです。
発表のスタイルは、スライドを作成したり、大判プリンターで印刷したりして行います
←これが、大判プリンター
皆さん、初めまして心理福祉学科教員の三浦です。
今回は、私が担当している心理福祉基礎演習Ⅱのグループ活動についてお話しします。
三浦ゼミのテーマは、「HAIR DONATION -子どもたちのために-」です。皆さんは、「ヘアドネーション」についてご存じでしょうか。
「ヘアドネーション」は、一般的に、病気やその治療などによって頭髪を失った人たちが使用する医療用かつらを作るため、切った髪の毛を寄付することと言われています。
三浦ゼミでは、社会生活での身近な課題としてヘアドネーションに関心を持ち、活動を進めてきました。
授業では、各学生がそれぞれヘアドネーションに関連する内容について調べ、その内容を授業内で発表してきました。その中でわかったことは、寄付する髪の長さの基準やアドネーションに関する課題、そして、私たちの身近にヘアドネーションに賛同する理美容室があるということです。さらに、学生たちは、発表内容をもとに意見交換を行いながら理解を深め、インタビュー調査の目的や対象者、質問項目などを検討してきました。意見交換を行う際には、学生が司会や記録などの役割を交代で行い、主体的に取り組んでいます。
課題をホワイトボードに書き込み、整理しているところです
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それぞれに整理された課題について、質問事項を作成していきます
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翌週には、アンケート用紙の作成に入っていきます
学生の意見は、いつも斬新で驚かされることが多く、私自身の学びにもつながっています。
今後は、ヘアドネーションの具体的な取り組みなどを把握するため、ヘアドネーションに賛同する理美容室などを対象とし、インタビュー調査を行う予定です。
どのようなお話が聞けるかとても楽しみです。