2月6日(水)の午前10時から「2018年度卒業論文 発表会」を開催しました。
卒業論文にむけて、まず3年次のゼミで関心のあるテーマについて検討をはじめます。先行研究を調べてまとめあげて発表し、それについて担当教員や他のゼミ生たちと何度も議論を重ね、エビデンス(根拠)は?結論はなにか?など詰めていきます。4年になると、文献やアンケート調査、実験などを行ってデータを集め、それを基に考察を深めながら、一つの論文にまとめあげる作業を進めます。論文は一朝一夕ではできません。今年は、論文が百数十ページにわたるという大作を書き上げた学生さんもいました。
当日は、これらの論文の内容をポスター1枚にまとめ、ポスター発表の形式で発表が行われました。そのテーマの一部を紹介すると、「誤誘導が記憶に及ぼす影響 ―中心的物体・周辺的物体の比較―」「感情労働における対人ストレスとレジリエンスとの関連」「地域包括ケアシステムの構造と中核となるモデルに関する検討 ―地域包括ケアセンター中心モデルの構想―」「Somebody Up There Likes me ―映画作品における犯罪更生ナラティブの研究―」などなど。
4年生の発表を聴きに80名ほどの学生さんが集まり、自分の興味関心のあるテーマの説明を聞き、またメモを取りながら熱心に質問をしていました。
3年生は、先生方の研究分野と自分自身の関心のあるテーマを摺り合わせて、来年度の卒業論文作成に向けてこの4月から少しづつ研究しまとめ始めます。2年生は、先輩方の様子や先生からの話しを聞いて、3年からどのゼミにするかを決めていきます。
来年のこの時期には、世紀の大発見があるかもしれません。
※担当以外の先生に分析の方法についてアドバイスを受けたりもします
時には、鋭く突っ込みを入れられることも...。