みなさん。こんにちは。
いかがお過ごしですか?
宮城県は、感染症が拡大し独自の緊急事態宣言が発せられました。私たちの生活にも行動の自粛が求められ、不自由な生活が続いています。しかし、「明けない夜はない」と信じ今を乗り切りたいと自分に言い聞かせています。
今日は、先日(3月15日)に精神保健福祉士国家試験に合格した卒業生から国試勉強の仕方についてのコメントが届きましたので、blogにアップしたいと思います。
教員:こんにちは。国試合格(精神保健福祉士)おめでとうございます。今日は、インタビューに付き合ってくれてありがとう。早速なんだけど、後輩にどのように勉強してきたかを教えて欲しいんだけど。そもそもSさんは資格をどうして取ろうと思ったの?
Sさん:私は大学4年間、学習ボランティアをしてたんです。このことがきっかけでした。どういうことかと言うと、少し助言や取り組み方を変えるだけで、自分で勉強するようになるということです。勉強で困っている子に、少しだけ伝え方をいつもと変えてみるとかヒントを出すとかで、困っていることが解決して色々なことができるようになるということを目の当たりにしました。それが、子どもたちだけでなく、社会の中で手助けがないだけで困っているような人に関わりたいと思ったのがきっかけです。
教員:入学してからガンガン勉強してたっていう感じ?
Sさん:3年生まではそれほどではありませんでした。普通に授業で勉強していたという感じでした。3年のころには、就活と実習、国試の勉強を同時にやれるか不安になり、一時挫折しかけたこともありました。
教員:そっかぁ。確かになんか辞めようかと相談されたこともあったっけ。でも辞めなかったのよね。
Sさん:そうなんです。正直、子どもたちの学習支援をしているうちに、「子どもたちに関わりたい!」と思っていたんです。精神保健福祉士の資格は必要ないかななんて事も思っていました。でも、先生からも「資格は邪魔にならないから」などと言われ、そのままズルズルっと。4年になるとコロナウィルス感染症の影響で、前期はほとんどオンラインでの授業。後期は対面での授業になりましたが、実習は、学内で行うということに変わりました。それまで授業の中で伝えられてきた実習と違うということに、最初は戸惑いや不安だらけでした。ですが、普段お会い出来ないような人からのzoomを通して講話をしていただいたり、多くの事業所に見学に行かせていただき、結果として、普通に実習に行くよりも、より幅広い学びができたのではないかと思っています。
教員:じゃぁ、結果的には良かった?
Sさん:そうですね。
教員:国試の勉強っていつ頃から?
Sさん:私が本格的に勉強をし始めたのは、4年生に入ってからです。少し遅めに始めた国試勉強だったので、本当に大丈夫なのかと焦っていたのを覚えています。
教員:どんなふうに勉強してたの?
Sさん:基本的に、ワークブックを音読したりしてました。まずは、どの分野にどんなことが書いてあるかを意識して勉強しました。他には、受験した模擬試験などの問題を何度も解いていました。
教員:家でしてたの?
Sさん:今年は、2月の6日と7日に行われたんですけど、直前の1ヶ月間は、家にいては集中できなかったので、大学の自習室で9時〜20時くらいまでいて勉強してました。私は暗記が苦手で、暗記するのに人一倍時間がかかるんです。なので、自習室ではひたすら過去問と一問一答の問題集を繰り返し解きました。間違える問題は、参考書やテキストを読み返して、理解したことを自分の言葉に直して紙に書いていました。
教員:受かる秘訣ってある?
Sさん:勉強をするにあたって心がけていたのは、どんな日でも同じ時間に机にむかうことでした。そうすることで机にむかう(勉強する)という習慣ができ、結果、毎日1回あたりの勉強を3時間以上集中して出来ていたかなと思います。他にオンとオフの切り替えも大切だと思います。ずっと同じことをするのは大変です。集中する時間とリラックスする時間の切り替えで効率的に勉強することができると思います。
教員:確かに、習慣にすれば辛くないもんね。他には?
Sさん:最後まで諦めず 勉強できたのは、友人の存在がとても大きかったと感じます。1人だとつい今日はこれくらいでいいやと思ってしまう時などもありましたが、友人も頑張っている姿を見て、「自分は1人ではないし、頑張らなきゃ」と思えました。そのおかげで無事に国試に受かることが出来ました。
教員:後輩たちに何かアドバイスはある?
Sさん:国試を通して、コツコツとやることの大切さを改めて感じました。精神保健福祉士の国家試験は、1分野でも0点があると、いくら点数が高くても不合格になってしまいます。なので、自分の得意分野だけやればいいわけではなく、全ての単元で点数が取れなければダメなんですね。だから、試験日までまだ時間があるからいいやと思わず、毎日少しずつコツコツと勉強して万遍なく理解することが1番大切だと思います。
今後国試を受ける後輩たちにも頑張って欲しいと思います。