みなさん、こんにちは。卒業生へのインタビュー第3弾?です。先日、短い時間でしたが、仙台市の特別養護老人ホームにお勤めの山口友紀さんにお話を伺いました。
司会:こんにちは。今日は、よろしくお願いします。
山口さん:はい。
司会:早速ですけど、山口さんは、学生のときどんな資格を目指していたんですか。
山口さん:はい。私は在学中に介護福祉士と社会福祉士の勉強をしていました。卒業の時に介護福祉士の資格を取得しました。
司会:今はその資格で働いてんの?
山口さん:はい。卒業後は介護職員として特別養護老人ホームで働いています。
司会:卒業してからずっと?
山口さん:はい。働き始めてもう5年目になります。
司会:そうか。5年かぁ。働いてみてどう? 何か学生時代とは違うということはある?
山口さん:今、5年を過ぎて人の命に関わる仕事の大変さをあらためて感じています。
司会:確かに、その人の生活とかにも関わるもんね。大変だよねぇ。
山口さん:でも、入居者様の笑顔を見るとホッとしてます。こっちが元気をもらっている気持ちになります。介護の仕事は、人を相手にする魅力的な仕事だとも感じてます。ある意味、お互いが幸せを感じられる仕事かなぁとも思います。
司会:なるほど。話は変わるけど、5年も経ちましたとのお話でしたが、当然、新人じゃないよね。新人のころと違ったところはある?
山口さん:ユニット内では一番勤務年数が長くなったので、他のスタッフから入居者様の相談を受けたりユニット業務など運営について考えることが増えました。
司会:頼られる存在なんだぁ。
山口さん:それから、これは施設での仕事ではないんですけど、福祉人材の仕事では学生に近い存在として魅力ある職場作りと、その魅力を就職フェア等でお伝えする仕事もしています。ほかにもすずめ踊りは、仕事の合間にも休暇を調整して年中活動しています。数年前から人間発達学科の小学校の先生を目指している学生さんにすずめ踊りを教えています。
司会:自分のことだけじゃないんだね。後進の育成かぁ。そうだね。全国的にも介護の職員が少ないもんね。感謝したり、感謝される仕事っていいよね。ボランティアなんかもしてて、積極的なんだね。大学生時代もそうだったの?
山口さん:大学2年のときと3年の時に、フィリピンのボランティア研修に参加し、フィリピンの文化やセントポールのシスター達の活動を学んだことが思い出としてあります。初めて参加した時は余裕が無かった(笑)。でも、2回目の参加のときは、前の年に感動したことや感じたことを具体的な活動として取り入れて活動してきました。たとえば裸足で歩く子どもが多いので、けがをしないようにゴミ拾いを村の人たちと行ったり、小学校では簡単な日本語を教えたり、浴衣を着て日本の文化を伝えました。
司会:そっかぁ。フィリピンねぇ。日本とは違う文化に触れると、いろいろと勉強になることが多いよね。日本にいては、想像もつかないようなこともあるしね。なんか、今の山口さんに活かされている感じがします。ところで、先生方とは、今でも繋がってんの?
山口さん:はい。在学中にお世話になった先生方とは今でも繋がってますよ。仕事の悩みを相談したりアドバイスを頂いています。少人数指導を行っている大学だからこそだと思
います。卒業後もこうして関わりを持てているのだと思います。
司会:それは、うれしい話だね。教員冥利につきるね。今後の予定は?
山口さん:私は、これから卒業時に取得出来なかった社会福祉士の資格取得を目指します。もちろん介護福祉士としてのスキルアップも目指していきたいと思っています。
司会:そうだね。ほかの分野も勉強するということは、視野を広げることにもなるからねぇ。いろんな方向から、相手を見れることは、強みだよね。がんばれ。最後になにか、後輩たちにメッセージある?
山口さん:福祉の仕事に携わる母校の後輩が増えることを期待しています。
司会:今日は、お忙しい中ありがとうございました。今後のご活躍を期待しています。