18日午後に支援物資を県南の社会福祉協議会にとどけてきました。
先日14日、山元町から角田市に向かいましたが、山道はところどころ土砂崩れや道路が冠水していて通行が難しい状況でした。15日から学内でタオル(泥拭き用)や軍手など泥かき作業で使用されると思われるものを集めました。本学科の志水先生が研究室前に段ボールを置き、新品のものとそうでないものを分けて募集しました。
学生さんや職員の方々から早速の提供があり短時間ではありましたが、多くの物資が集まりました。予定では、もう少し集めて現地に届けようと考えていましたが、現地の状況をみると一刻も早くという気持ちになり、まずは、角田市の社会福祉協議会に届けました。
地図にもあるとおり広範な地区で浸水があり、市街地を車で走りましたが、住民の方やボランティアの方が、自宅から畳や家具を戸外へ出していました。電化器具や布団など水に浸かって使用ができないものはなどは、道路の端や地域に設けられた廃棄物置き場に一杯に重ねられていました。
午後には、雨もポツポツ降ってきて、先週のことが起きないかとの心配した声も聞かれました。
支援物資を届けたあと、その足で丸森町の状況視察に行ってきました。
テレビや新聞などで報道されたとおり丸森町役場周辺は川が氾濫したことから、水が引いたあとでも泥が道路脇にあり、車線を狭くしていました。
住民の方々は、手作業で自宅の庭などから、泥をスコップで掻き出していました。かなりの量がまだ残っているようで、人手が足りていないと感じました。
町は、地元の方が廃棄処分のため荷物を積んだ軽トラック車や排水のため国土交通省の車や災害派遣に来ていた自衛隊の車、警察の車、報道関係の車があり、かなり中心部は混雑していました。その他、各地から集まった医療関係の車もありました。
中心部から南側に少し車を走らせましたが、そちらはまだ手がつけられていない状況で、自宅が土砂に押しつぶされたり、幹線道路から自宅までの間が泥に埋まり行き来できないようなところもありました。中心部より山側や筆甫に行く途中(一番下の写真)、一部道路が冠水していました。本日は、行くことを取りやめました。重機や人海戦で泥を取り除かないと住宅にはたどり着けない状態のところもありました。
被災の状況を福祉関係の方に伺いましたが、全貌はまだわかっていない状況(中心部も山間部も停電と断水(丸森に近い角田も)とのこと)とのことで、今もなお情報収集しているとのことでした。
仙台に戻ってきて、何ができるかを検討しないといけないと感じました。今も、避難所でも自宅でも不自由な生活を余儀なくされている人がいます。早急に必要になると思わるものを集めたり、テレビや新聞、地元の行政機関や社会福祉協議会などから発信される情報集めて対応できるようにしていきたいと思います。
今日も(18日)雨が降っています。これ以上の被害が拡大しないことをお祈りします。