みなさん、こんにちは。
4月7日以来の更新です。
1ヶ月以更新されないのは、久々かな?
さて、本日のテーマは、「対面授業」についてです。な〜んだ、またか?と思われるでしょうが、そうなんです。
宮城県は、まん延防止等重点措置を5月11日までとし、翌12日から解除となりました。本学でもこの解除宣言を受けて、本学で定められているBCP(いわゆる行動指針)もレベル3からレベル2に引き下げ対面授業を行うこととしました。
しかし、諸事情によって通学や対面での授業に支障を来す場合は、大学側に申請をして遠隔授業での受講も可能にしています(対面と遠隔の併用をハイブリット方式などと言われています)。
昨年の春は、毎日のように会議が行われ、「授業どうする?」という話合いが行われていました。ZOOMを使うのか、Google classroomを使って行うのか、Google meetを使って授業を行うのかなど教員がどのシステムがより遠隔授業にふさわしいのか、我々教員同士で試験的にそのツールを使って検討を重ねていたことを思い出します。
他にもLMS(学習管理システム(Learning Management System))の導入などなど。
とにかく昨年の4月は、連日のように会議、会議でした。
遠隔授業を行うのに必要なPCはあるのか、WiFi環境は整っているのか、4月後半からGW期間を挟んで、学生へのヒアリング。教員自身のスキルチェックと遠隔授業を行う際の注意事項の確認、トラブル時の対応方法などなど。
会議の中では、「本学は、時間割に沿って授業を展開する」という方法を採りました。その大きな目的は、学生の生活リズムを崩さない、リアルタイムで行うことで学生の様子を確認するということでした。また、リアルタイムだからこそ、タイムリーに質問ができるということが、遠隔授業でも双方向性の疎通が図れると思ったからでした。ある先生からは、「オンデマンド方式でいつでも授業が聴けるということが、場合によっては昼夜逆転などをおこし、体調を崩すことがあるのではないか」、「聞きたいこと(質問)が聞けなくなるのではないか」という懸念もありました。小規模の大学だからこそ、リアルタイムで学生一人一人の様子が窺える、疎通が図れるということを教職員の共通認識としていました。
このリアルタイムでの授業は、教職員にも有効でした。われわれ教員は、90分という時間が身についています。学生は誰もおりませんでしたが、1限目、2限目...とチャイムを鳴らしました。これによって、「さて、授業に行くか(遠隔で授業をするか)」という我々自身の生活リズムを維持することにも役立ちました。実際、対面での授業になったとき、学生もわれわれ教員も特に違和感なく通常の授業を行うことができたことを思い出します。
話を戻しましょう。本年度は、先ほども言いましたようにこの5月12日から対面授業となりました。4月は遠隔授業でしたが、昨年の経験が活かされ、学生も教員もすんなりと対面授業に移れたのではないかと思っています。
教員も学生もLMSの使い方も大分慣れ、最近では授業での利用はもちろんですが、国試の過去問などもアップしています(学生は大変!(笑))
授業を行う建物の入口には、非接触型の体温計(おでこを近づけたり、手のひらでも検温できます、私は、毎日の健康チェックにも役立ってます)、手指の消毒スプレー、そして、教室入口にも消毒液と。教室内では、窓を少し開けて換気をしながら授業を行っています。
まだまだ日常が戻ったとまでは言えませんが、少しだけ感染前の生活に戻っているような感じを受けます。
やはり、学校というところには学生がいて当たり前だし、逆にいないといけないなぁと強く感じています。
その為にも、ますます感染のリスクを下げられるよう日々の生活をしっかりとしなければならないと改めて思っています。
学生のみなさんも是非、当たり前の日常が戻るように感染には注意してすごしていきましょう。