みなさん、こんにちは。卒業生へのインタビュー第2弾?です。先日、短い時間でしたが、石巻市にある医療法人社団仁明会 齋藤病院にお勤めの渋谷生帆さんにインタビューしました。
司会:仙台白百合女子大学をはどんな理由で志望したのですか?
渋谷さん:心理、福祉を問わず資格が2つ以上取得できることが魅力的でした。就職を考える上で選択の幅を広げられると思ったからです。
司会:なるほど〜。資格は2つ取得出来たのですか。
渋谷さん:はい。卒業間近の1月末に国家試験がありました。お陰様で社会福祉士と精神保健福祉士の試験に合格しました。
司会:それは凄い。実習も2回ですよね。大変でしたか?
渋谷さん:私は社会福祉士と精神保健福祉士を目指していたので、2つの長期実習を行いました。特に印象に残っているのは、在宅復帰希望の患者様のことですね。その方は、今まで当たり前に生活していたんですが、病気により突然身の周りのことが出来なくなってしまいました。介護が必要になったんです。退院後自宅に帰ろうとしたんですが、介護する方がいなくて困っていた方に関わったことが印象に残っています。当時学生でしたから、その時はただ話を聴いて、当たり障りのない言葉しかかけられなかったのです。でも、別れ際に「あなたに話を聞いてもらえて嬉しかった、本当にありがとう」という言葉をかけて頂きました。その時、実際にそのような方に対する社会復帰に向けた退院支援に携わりたい気持ちが強くなったのを覚えています。
今考えてみれば、2つの実習は関わる対象者や法制度は異なるものの、自分がどのような分野でどういう支援をしていきたいのかを考えることができた面では同じで、とても貴重なものでした。
司会:ところで、みなさんに聞いているのですが、実際に入学してよかった点は何かありましたか?
渋谷さん:先生方が親身になって関わってくださったことです。勉強面でも就職面でもわからないことや不安なことは、そのままにせず相談するようにしていました。
司会:そうでしたか。今現在は、どのような仕事ですか?
渋谷さん:現在は、社会福祉士として病院の医療ソーシャルワーカーをしています。在宅復帰する方々への退院支援に携わっています。
司会:夢は叶ったという感じですね。
渋谷さん:毎日毎日もっとこうすればよかったと思うことや知識不足を感じることも多いです。でも、実習も含めて大学時代学んだことは身になっています。外来や入院の患者様にはいろいろな疾患を患っている方や大変な思いをしていらっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。社会福祉士としてだけでなく精神保健福祉士の知識も役立っています。何よりも自分が目指していた職に就いたからにはさらなる向上を目指していきたいです。
司会:その通りですね。いろいろな方面から患者さんを理解していかないといけませんよね。更なる飛躍を期待しています。ありがとうございました。